ReactOSをブラウザ(Firefox)の利用に限定して実用する場合の問題点
最近のウェブサービスはすごいもので、文章作成、表計算、メールといったものはすでにウェブ上のサービスとしてあるので、人によってはブラウザだけでPCでやりたいことが完結してしまいそうな勢いです。Chrome OSなんてものが開発されているのもブラウザだけで何でもできてしまう時代だからこそでしょう。
そんなブラウザだけで済んじゃう人がReactOSを実用する場合、つまり用途をブラウザ(Firefox 3.5.15)の利用に限定する場合の実用に関わる問題点を、ReactOS 0.3.12時点で適当に書き出してみようと思います。ReactOS 0.4.0までにこれらに挙げた点ぐらいは改善していて欲しいものです。
以下の画像はすべて、VirtualBox 3.2.10上で、ReactOS 0.3.12(非公式日本語版)、Firefox 3.5.15、Flash Player 9.0.289.0を使用しています。
(ReactOS 0.3.12では、Firefox 3.6.12の調子が文字も打てないほどに良くないので、Firefox 3.5.15を使っています)
安定性の問題
これは用途云々ではないと思います。作業中にOSがクラッシュしてデータがすべて消えてしまう、なんてことは誰でもたまったものではないです。
ReactOS 0.3.0から見れば安定してきたようにも思えますが、ReactOSはお世辞にもまだまだ動作が安定しているとは言えません。ブラウザがクラッシュすることはWindowsでもたまにあるかもしれませんが、ReactOSではBSoDもしばしば。最悪の時はBSoDすら出ずに止まってしまいます。まず動作が安定しなければ話になりません。